骨の健康を守るカルシウムとビタミンD
カルシウムが必要な理由は?
カルシウムは毎日摂取する必要のある必須ミネラルの一つです。カルシウムは体内で重要な働きをしており、もし不足すれば健康上の問題が生じることもあります。まず第一にカルシウムは骨や歯の構成要素の大部分を占めています。体内の98%のカルシウムは骨や歯に含まれているものです。その他のカルシウムの役割としては心臓や血液の循環、神経系や筋肉の伸縮する能力を助ける働きなどがあります。
もし食物によるカルシウム摂取量が減ると、身体は自らの骨を溶かして不足分を補います。この状態が続くと骨がもろくなる、いわゆる骨粗鬆病に発展することがあります。人種や性別、遺伝的資質、体格や食生活、運動のレベルやライフスタイルによりその様相もさまざまですが、アメリカでは2500万人以上が他の病気と併発するかたちで骨粗鬆症を発症しています。大量のアルコールや煙草の摂取が引き金になるとも考えられています。
十分な量のカルシウムの摂取して健康な骨を維持すれば骨の密度を高め、骨粗鬆症のリスクを軽減します。ただし一日の推奨摂取量2000mgの2倍のカルシウムを摂取しても2000mg摂取時と効果はさほど変わりません。
カルシウムの摂取が重要となる年齢は?
答えは簡単。どの年齢においてもカルシウムの摂取は重要です。幼児やお子様には骨の成長のために、成人には出産時や骨を健康で丈夫な状態に保つためにカルシウムは重要です。
食物からの摂取だけじゃカルシウムは足りないの?
ベビーフードや母乳にはたくさんのカルシウムが配合されており、乳幼児のカルシウム摂取量は十分でしょう。しかし成長して食生活の環境が変わるにつれ、カルシウムの摂取は困難になってゆきます。IOM(National Academy of Sciences Institute of Medicine)によると4歳から成人に至るまで、カルシウムのもっとも理想的な摂取量は1日あたり800~1200mgとなっていますが、この量を食事から得るには乳製品を1日2~3回摂取し、その他にもタンパク質、野菜、穀物、フルーツを摂る必要があるため多くの人にとっては困難です。
しかもカゼイン、乳糖やその他の乳製品に敏感な人にとって食事からカルシウムを摂取するのはより一層難しくなってきます。
カルシウムの吸収に影響する食物ってなに?
食物繊維やフィチン酸の豊富な植物はカフェイン同様、カルシウムの吸収に悪影響を及ぼします。過剰な脂質、塩分、ソフトドリンク類も同様です。
カルシウムは推奨量を一気に摂るよりも一日何度かに分けて摂るのが効果的です。体内に多量のカルシウムが入ると逆に吸収率が下がることがわかっています。
ビタミンDはカルシウムの吸収率を高めるため、十分な量を摂ることが重要です。ビタミンDは体内に蓄積されるのでカルシウムと同時に摂る必要はありませんが、多くのカルシウムサプリメントには少量のビタミンDが配合されています。シリアルにもビタミンDは配合されており、太陽光を浴びることで体内で生成することもできます。室内に篭り偏った食生活を送る高齢の方がもっともビタミンD不足になる恐れがあります。
どんなカルシウムサプリメントを摂ればいいの?
市場には素晴らしいカルシウムサプリメントが出まわっていますが、原材料としては炭酸カルシウムとクエン酸カルシウムがもっともポピュラーです。炭酸カルシウムとクエン酸カルシウムは共に品質や吸収に優れています。The New England Journal of Medicine誌は、これらのカルシウムは牛乳中のカルシウムと同程度の吸収率であることを1987年に報告しています。
食物と一緒に摂取する場合、炭酸カルシウムがもっとも吸収率の高いカルシウムです。無酸病と呼ばれる、胃酸が分泌されなくなる症状の方の場合はクエン酸カルシウムの方がやや吸収率が高くなるようですが、前者と大差はありません。
そしてもう一つ吸収率の高さを誇るカルシウムがあります。ビスグリシン酸カルシウムの名で知られる、ユタ州クリアフィールドのアルビオンラボラトリーズインクが製造するキレートカルシウムです。
カルシウムサプリメントを選ぶときに注意すべき点は?
低品質のカルシウムサプリメントには不適当な量の鉛が入っている場合があります。USP(米国薬局方)と食品添加物便覧によればサプリメントで使用する原料のカルシウムの鉛の含有量は3ppmとなっており、この値はFDA(米国食品医薬品局)も容認しています。大抵のサプリメント大手メーカーはこの基準を採用していますが、医薬品等級のカルシウムの中には鉛の含有量が3ppmをはるかに下回るものもあるのです。
カルシウムサプリメントの品質におけるもう一つの注意点は分解/溶解の程度です。サプリメントはまず体内で溶けなくてはならないのでこの点がUSPの基準に適っているかどうか、製造元に確認しなくてはなりません。
最後に、買う前に必ずラベルをよく読んで下さい。カルシウム摂取量とはカルシウム単体での摂取量です。カルシウム化合物の摂取量ではありません。例えば単体のカルシウム600mgとは、炭酸カルシウム600mgのことではありません。600mgの炭酸カルシウム中には216mgしか単体のカルシウムが含まれていないかもしれないからです。もし不明な場合は製造元に問い合わせて下さい。カルシウムに関しては用心するに越したことはありません。
カークマンのカルシウムサプリメント
カークマンのカルシウムサプリメントは原料に医薬品等級の、鉛の含有量の低いカルシウムを使用し、USP(米国薬局方)の分解/溶解の基準に適って製造されています。
低アレルギー誘発性カルシウムカプセル+ビタミンDパウダー
カークマン社のカルシウムパウダー+ビタミンDとは異なり、本製品に使用されているカルシウムパウダーは不快な味がするためカプセルから出さずにそのままお召し上がり下さい。なお、本製品には表記されているものの他には一切添加物を使用しておらず、低アレルギー誘発性仕様となっております。
栄養補助食品として、1日1~3粒を目安にお召し上がり下さい。
※お子様の手の届かないところで保管して下さい。
※フタをしっかり締め、涼しく乾燥したところに保管して下さい。
1粒中:
カルシウム(元素) 200mg(20%)
ビタミンD3 80IU(20%)
その他の原材料:
アミノ酸キレートカルシウム、デンプングリコール酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、ビタミンD3、植物セルロースカプセル
※砂糖、大豆、小麦、カゼイン、グルテン、乳、卵、保存料、イースト、ゼラチン、香料、着色料、ピーナッツ、木の実、魚は使用しておりません。
※カプセルサイズ:No.0(全長21.7mm×直径7.64mm)もしくはカプセルサイズ:No.00(全長23.3mm×直径8.53mm)
※ロットにより大きさが異なります。