グレープフルーツシードエキストラクト(GSE)はアメリカでは大変ポピュラーな殺菌・抗菌アイテムです。
我々日本人にはなかなかなじみのある商品ではありませんが、アメリカのスーパーやディスカウントショップに行くと、GSEに代表される柑橘系の成分を含む抗菌剤や消臭剤、ハウスキーピング剤などが多数陳列されているのに驚くことがあります。
アメリカではこのグレープフルーツシードエキストラクト(GSE)を主に以下の用途で使用しているようです。
・うがい薬として
・キッチン周りの殺菌洗浄
・野菜や果物を洗う
・部屋全体の拭き掃除
以上は、我々サプマートのアナイハイムオフィスのスタッフに聞いた使用例ですが、メーカーの推奨例はもっと幅広く、洗顔や皮膚の洗浄・殺菌、はたまた耳洗浄や鼻洗浄までお勧めしています。
GSEは、100%天然素材のグレープフルーツシードエキストラクトと植物性のグリセリンのみで出来ています。
有機栽培されたグレープフルーツの種子と果肉のエキスから作られた天然の四級塩であるシトリシダル(CITRICIDAL)を主成分しており、これは化学成分の塩化ベンゼトニウムや塩化ベンジルコニウムと構造と働きが酷似しています。
塩化ベンゼトニウムは日本では外用の殺菌剤である「マキロン」や、微量ですが我々が普段使っている歯磨き粉にも使用されています。
GSEは現在でも多くの研究者が研究を進めており、殺菌・抗菌以外でもその効果が実証されてきています。
アメリカでは、出来るだけ化学成分を含む洗剤やハウスキーピンググッズを使わないようにする方が増えてきており、自然素材で殺菌・抗菌作用のあるグレープフルーツシードエキストラクト(GSE)は徐々に市民権を得てきているようです。